疾患と超音波所見の組合せで誤っているのはどれか。
疾患と超音波所見の組合せで誤っているのはどれか。
- ⑴ 高血圧性心疾患 ― 左室の求心性肥大後負荷の増大により左室壁が厚くなる組合せで、記述は正しいです。誤りを問う設問ですから正答ではありません。
- ⑵ 心房中隔欠損症 ― 右房の拡大左房から右房へ短絡して右心系の血流量が増えるため右房は拡大します。記述は正しく、正答ではありません。
- ⑶ 僧帽弁狭窄症 ― 僧帽弁のドーミング弁尖の癒着で先端の動きが制限され、拡張期に弁がドーム状に膨らみます。記述は正しいため正答ではありません。
- ⑷ 大動脈弁狭窄症 ― 左室壁の菲薄化実際には後負荷の増大によって左室壁は求心性に厚くなります。菲薄化という記述が誤りであり、これが正答です。
- ⑸ 肺高血圧症 ― 右室の拡大肺動脈圧の上昇で右室に負荷がかかり拡大します。記述は正しく、正答ではありません。
解説
正答は大動脈弁狭窄症と左室壁の菲薄化の組合せで、この記述が誤りです。大動脈弁狭窄症では左室から大動脈へ血液を送り出す抵抗が高まるため、左室壁は薄くなるのではなく求心性に厚くなります。ほかの組合せはいずれも正しい記述です。高血圧性心疾患も後負荷の増大で左室が求心性に肥大し、心房中隔欠損症では右心系の血流量が増えて右房が拡大します。僧帽弁狭窄症では弁尖の可動制限からドーミングがみられ、肺高血圧症では右室に負荷がかかって拡大します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成