x-R 管理図法で管理するのはどれか。2 つ選べ。
x-R 管理図法で管理するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 施設間差施設間差は外部精度管理(技能試験・サーベイ)で評価します。自施設の管理試料を追う管理図では把握できません。
- ⑵ 標準液の劣化標準液が劣化すると測定値が一方向へ徐々にずれ、平均値のトレンドとして管理図に現れます。内部精度管理で検出できる代表例であり、正答です。
- ⑶ 検体採取の過誤採血手技の不良や検体の取り違えは個々の患者検体の問題で、管理試料を測る管理図には反映されません。
- ⑷ 分析機器の異常光源や分注部の不具合は平均値のシフトや範囲Rの拡大として管理図に現れます。装置の状態を監視することが管理図の主目的であり、正答です。
- ⑸ パニック値の検出パニック値の検出は患者の結果を迅速に報告する運用上の仕組みです。精度管理図が扱う対象ではありません。
解説
正答は標準液の劣化と分析機器の異常です。x-R管理図法は同一の管理試料を繰り返し測定し、平均値の推移で系統誤差(かたより)を、範囲Rでばらつきを監視する内部精度管理法です。標準液が劣化すると測定値が一方向へずれるトレンドとして現れ、分析機器の異常は平均値のシフトや範囲の拡大として現れますので、どちらも検出できます。一方、施設間差は外部精度管理(サーベイ)で評価するものであり、検体採取の過誤は個々の患者検体の問題、パニック値の検出は結果報告の運用の話ですから、管理図の対象にはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成