溶解反応を原理とする検査はどれか。2 つ選べ。
溶解反応を原理とする検査はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 寒冷凝集反応低温でI抗原に結合するIgM型抗体による赤血球の凝集をみる検査であり、溶血を判定しているわけではありません。
- ⑵ RPR カードテストカルジオリピン抗原を含む粒子が抗体と結合して起こす凝集をみる梅毒血清反応で、溶解反応ではありません。
- ⑶ 直接抗グロブリン試験赤血球に結合している抗体や補体成分を抗ヒトグロブリン試薬で架橋し、凝集として検出する検査です。
- ⑷ 血清補体価〈CH50〉測定感作ヒツジ赤血球が補体の活性化により溶血する程度を測る検査で、補体による膜の破壊すなわち溶解反応を原理とします。
- ⑸ Donath-Landsteiner 試験低温で赤血球に結合した二相性溶血素が37℃で補体を活性化して溶血を起こす現象をみる検査で、溶解反応が判定の基礎です。
解説
正答は⑷と⑸です。血清補体価の測定は、感作したヒツジ赤血球が補体の活性化によって溶血する程度を指標とする検査であり、ドナート・ランドスタイナー試験は低温で赤血球に結合した二相性溶血素が37℃で補体を活性化して溶血を起こす現象をみる検査ですから、どちらも補体による溶解反応を原理としています。これに対し⑴の寒冷凝集反応と⑶の直接抗グロブリン試験は赤血球の凝集を、⑵のカードテストは抗原を含む粒子の凝集をみる検査であり、赤血球膜の破壊を判定しているわけではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成