標識免疫測定法で正しいのはどれか。
標識免疫測定法で正しいのはどれか。
- ⑴ 化学発光免疫測定法は散乱光を測定する。化学発光免疫測定法は化学反応で生じた発光量を測定します。散乱光を測定するのは比ろう法(ネフェロメトリー)です。
- ⑵ 不均一測定法はB/F 分離を必要としない。記述が逆です。結合型と遊離型を分けるB/F分離を必要とするのが不均一測定法で、必要としないのが均一測定法です。
- ⑶ 均一測定法はハプテンの定量に用いられる。均一測定法は抗体の結合による標識活性の変化を利用するため、抗原決定基が一つの低分子(ハプテン)である薬物などの定量に適しています。
- ⑷ 蛍光免疫測定法は励起光の強度を測定する。励起光を照射して生じる蛍光の強度を測定します。励起光そのものの強度を測る方法ではありません。
- ⑸ 生物発光免疫測定法にはルテニウム錯体が用いられる。ルテニウム錯体は電気化学発光免疫測定法の標識です。生物発光免疫測定法ではルシフェラーゼとルシフェリンの反応を用います。
解説
正答は⑶です。均一測定法は抗原抗体反応に伴う標識の活性変化をそのまま測定する方式で、抗体が結合すると標識酵素の活性が変化する性質を利用するため、抗原決定基が一つしかない低分子(ハプテン)である薬物などの定量に適しています。⑵は記述が逆で、標識された結合型と遊離型を分ける操作を必要とするのは不均一測定法です。⑴は化学発光量を測る点、⑷は励起光ではなく発生した蛍光の強度を測る点が誤りであり、⑸のルテニウム錯体は生物発光ではなく電気化学発光免疫測定法で用いられる標識です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成