抗原提示細胞はどれか。
抗原提示細胞はどれか。
- ⑴ 好酸球寄生虫感染やアレルギーに関与し顆粒内の塩基性蛋白を放出しますが、クラスII抗原を用いた専門的な抗原提示は行いません。
- ⑵ NK 細胞抗体や主要組織適合抗原に依存せずに標的細胞を傷害する自然免疫のリンパ球であり、抗原提示細胞ではありません。
- ⑶ 樹状細胞クラスII主要組織適合抗原と共刺激分子を強く発現し、ナイーブT細胞を活性化できる代表的な専門の抗原提示細胞です。
- ⑷ 肥満細胞IgEを介してヒスタミンなどを放出しI型アレルギーを起こす細胞で、抗原を提示する役割は担いません。
- ⑸ ヘルパーT 細胞提示された抗原ペプチドを受容体で認識する側の細胞です。提示する側と受け取る側を取り違えないよう注意しましょう。
解説
正答は⑶の樹状細胞です。樹状細胞はマクロファージやB細胞とともに、取り込んだ抗原をペプチドに分解してクラスII主要組織適合抗原に載せ、ヘルパーT細胞へ提示する専門の抗原提示細胞です。共刺激分子も強く発現するため、まだ抗原に出会っていないナイーブT細胞を初めて活性化できる点が他の細胞と決定的に異なります。⑸のヘルパーT細胞は提示を受ける側であり、⑵のNK細胞や⑷の肥満細胞、⑴の好酸球はクラスII抗原による抗原提示能をもたないため該当しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成