らせん菌はどれか。
らせん菌はどれか。
- ⑴ Actinomyces israeliiActinomyces israeliiは分岐する菌糸のようにみえるグラム陽性の嫌気性菌で、らせん状ではありません。
- ⑵ Bordetella pertussisBordetella pertussisはグラム陰性の小型の短桿菌で、らせん状の形態はとりません。
- ⑶ Helicobacter pylori正しい記述です。Helicobacter pyloriはらせん状の菌体と鞭毛を持つグラム陰性の微好気性菌で、強い尿素分解酵素活性により胃粘膜に定着します。
- ⑷ Listeria monocytogenesListeria monocytogenesはグラム陽性の短桿菌で、低温でも増殖します。らせん状ではありません。
- ⑸ Mycoplasma pneumoniaeMycoplasma pneumoniaeは細胞壁を持たない多形性の微生物で、グラム染色でも染まりにくく、らせん菌には分類されません。
解説
正しいのは⑶で、らせん菌はHelicobacter pyloriです。本菌はグラム陰性の微好気性菌で、数回ねじれたらせん状の菌体と複数の鞭毛を持ち、強い尿素分解酵素の働きで胃酸を中和しながら胃粘膜に定着し、慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんの発症に関わります。他の菌はいずれもらせん状ではありません。Actinomyces israeliiは分岐する菌糸状のグラム陽性菌、Bordetella pertussisはグラム陰性の短桿菌、Listeria monocytogenesはグラム陽性桿菌、Mycoplasma pneumoniaeは細胞壁を持たない多形性の菌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成