3.14%クエン酸ナトリウム溶液を用いて抗凝固した血液の遠心分離(1,500 G…
3.14%クエン酸ナトリウム溶液を用いて抗凝固した血液の遠心分離(1,500 G,15分間)後の状態(別冊No. 12)を別に示す。血小板が存在するのは図中矢印のどの位置か。
- ⑴ aaは血漿層です。遠心後の血漿にも少量の血小板は残りますが、血小板が層として集まる位置ではありません。
- ⑵ b正しい位置です。血小板は血球のなかで最も比重が軽く、白色層の上端すなわち血漿層のすぐ下に層をつくって集まります。
- ⑶ ccは白血球が集まる位置です。白血球は血小板より比重が重いため、血小板の層より下に位置します。
- ⑷ ddは赤血球層の上部に相当します。赤血球は最も比重が重く下方に沈むため、血小板の位置ではありません。
- ⑸ eeは赤血球層です。遠心により最下層に密に沈む部分であり、血小板は存在しません。
解説
正しいのは⑵で、血小板が存在するのは図中のbの位置です。3.14%クエン酸ナトリウム溶液で抗凝固した血液を遠心すると、比重の違いにより上から血漿層、白血球と血小板からなる薄い白色の層、赤血球層に分かれます。血小板は血球のなかで最も比重が軽いため、この白色層の上端、すなわち血漿層のすぐ下に集まります。aは血漿層、cは白血球層、dとeは赤血球層に相当するため、血小板が集まる位置としては当てはまりません。層の並びは比重の順に決まると覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成