急性骨髄性白血病と慢性骨髄性白血病で異なるのはどれか。
急性骨髄性白血病と慢性骨髄性白血病で異なるのはどれか。
- ⑴ CD13 陽性CD13は骨髄系のマーカーで、急性でも慢性でも陽性となります。両者に共通するため、異なる点を問う本問の正答ではありません。
- ⑵ 白血病裂孔正しい記述です。急性骨髄性白血病では中間の成熟段階が欠ける白血病裂孔がみられ、各段階が連続して現れる慢性骨髄性白血病と区別できます。
- ⑶ 骨髄芽球の出現骨髄芽球は急性でも慢性でも出現します。割合は異なりますが、出現するかどうかでは両者を区別できません。
- ⑷ 特定遺伝子の転座特定の遺伝子転座はどちらにも認められます。慢性骨髄性白血病はBCR::ABL1、急性骨髄性白血病もt(8;21)などをもつため区別になりません。
- ⑸ ペルオキシダーゼ染色陽性ペルオキシダーゼ染色は骨髄系の細胞で陽性となり、急性でも慢性でも陽性所見が得られるため、両者の区別には使えません。
解説
正しいのは⑵で、急性骨髄性白血病と慢性骨髄性白血病で異なるのは白血病裂孔です。急性骨髄性白血病では芽球が増える一方で前骨髄球から後骨髄球にあたる中間の成熟段階が抜け落ち、この空白を白血病裂孔と呼びます。慢性骨髄性白血病では芽球から成熟した好中球までの各段階が連続して出現するため、裂孔はみられません。他の選択肢は両者に共通する所見です。CD13陽性、骨髄芽球の出現、特定の遺伝子転座、ペルオキシダーゼ染色陽性はいずれも両者でみられ、区別の根拠にはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成