炎症性肉芽組織に出現しない細胞はどれか。
炎症性肉芽組織に出現しない細胞はどれか。
- ⑴ 好中球好中球は炎症の early な段階から肉芽組織に集まる細胞で、出現する細胞にあたるため、出現しないものを問う本問の正答ではありません。
- ⑵ リンパ球リンパ球は炎症が続く時期の肉芽組織に多くみられる細胞であり、出現する細胞なので本問の正答ではありません。
- ⑶ 線維芽細胞線維芽細胞は肉芽組織の主役といえる細胞で、膠原線維を産生して修復を進めます。出現する細胞なので本問の正答ではありません。
- ⑷ 平滑筋細胞正しい記述です。平滑筋細胞は血管壁や消化管壁にもともと存在する細胞で、肉芽組織を構成する細胞としては出現しません。
- ⑸ 血管内皮細胞血管内皮細胞は肉芽組織の新生毛細血管をつくる細胞であり、出現する細胞なので本問の正答ではありません。
解説
正しいのは⑷で、炎症性肉芽組織には平滑筋細胞は出現しません。肉芽組織は壊れた組織を修復する過程でつくられる組織で、増殖した線維芽細胞、新しく伸びてきた毛細血管をつくる血管内皮細胞、そして好中球・リンパ球・マクロファージなどの炎症細胞から成り立ちます。平滑筋細胞は血管壁や消化管壁にもともと備わっている細胞であり、修復の場に新たに現れて肉芽組織を構成することはありません。線維芽細胞が産生した膠原線維が増えると、肉芽組織はやがて瘢痕へ置き換わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成