ミクロトームで正しいのはどれか。2 つ選べ。
ミクロトームで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 刃の先端角度〈刃角〉は2 °である。ミクロトームの刃の先端角度は15度から35度程度です。2度では刃が薄すぎて必要な強度を保てません。
- ⑵ ユング型ミクロトームの逃げ角は90 °である。逃げ角は刃の背面が試料に当たらないようにするための数度の傾きです。ユング型でも90度にはならず、90度では切削できません。
- ⑶ クリオスタットはミノー型ミクロトームである。クリオスタットは冷却箱の中に回転式のミノー型ミクロトームを収めた装置です。凍結切片の作製に用いられます。
- ⑷ ミノー型ミクロトームの逃げ角は2 ~10 °である。ミノー型ミクロトームでは逃げ角を2度から10度程度に設定します。角度が不適切だと切片の圧縮や厚薄不同の原因になります。
- ⑸ クロスローラーベアリング方式のミクロトームは回転式である。クロスローラーベアリング方式は滑走式ミクロトームの滑走機構に用いられます。回転式であるという記述が誤りです。
解説
正解は⑶と⑷です。クリオスタットは凍結した組織を薄切するための装置で、内部に組み込まれているのは回転式であるミノー型ミクロトームです。またミノー型ミクロトームの逃げ角は2度から10度程度に設定し、刃の背面が試料に触れないようにします。他の選択肢は誤りで、刃の先端角度は15度から35度程度あり2度ではありません。ユング型は滑走式で逃げ角も数度にすぎず、クロスローラーベアリング方式は滑走式ミクロトームに用いられる機構です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成