アミラーゼで誤っているのはどれか。
アミラーゼで誤っているのはどれか。
- ⑴ Cl-で活性化される。アミラーゼは塩化物イオンを活性化因子として必要とします。記述として正しいので、誤りを問う本問の正答ではありません。
- ⑵ 加水分解酵素である。アミラーゼはグリコシド結合に水を加えて切断する加水分解酵素です。正しい記述のため正答ではありません。
- ⑶ α-1,6-グリコシド結合を切断する。α-アミラーゼが切断するのはα-1,4-グリコシド結合です。α-1,6結合は分岐部でイソマルターゼなどが担うため、この記述が誤りであり本問の正答です。
- ⑷ 唾液腺型は膵型より高分子量である。唾液腺型は糖鎖が付加されており、膵型より分子量が大きくなります。正しい記述ですので正答にはなりません。
- ⑸ 腎不全では血清アミラーゼ値が上昇する。アミラーゼは腎から排泄されるため、腎不全では血中に蓄積して上昇します。正しい記述のため正答ではありません。
解説
正解は⑶です。ヒトのアミラーゼはα-アミラーゼであり、デンプンのα-1,4-グリコシド結合を加水分解します。α-1,6-グリコシド結合を切断するのはイソマルターゼなどの別の酵素で、アミラーゼは分岐部のこの結合を切れません。他の選択肢は正しい記述で、塩化物イオンによる活性化、加水分解酵素であること、唾液腺型が糖鎖の付加により膵型より分子量が大きいこと、腎不全では尿への排泄が低下して血清アミラーゼが上昇することは、いずれも成立します。誤りを問う設問ですので、正しい記述は正答になりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成