クレアチニンで正しいのはどれか。
クレアチニンで正しいのはどれか。
- ⑴ 肝臓で合成される。肝臓で合成されるのは前駆体のクレアチンです。クレアチニンは筋肉中でクレアチンリン酸から非酵素的に生成されます。
- ⑵ 尿細管で再吸収される。クレアチニンは糸球体で濾過された後、尿細管でほとんど再吸収されません。この性質があるため糸球体濾過量の指標として使えます。
- ⑶ 血漿濃度は脱水症で低値を示す。脱水症では循環血液量が減って腎前性に濃度が上がるため、クレアチニンは高値になります。低値という記述は逆です。
- ⑷ 血漿濃度の基準範囲には男女差がある。産生量が筋肉量に比例するため、筋肉量の多い男性のほうが基準範囲が高くなります。推算糸球体濾過量の計算式にも性別が組み込まれています。
- ⑸ 血漿濃度はDuchenne 型筋ジストロフィで高値を示す。デュシェンヌ型筋ジストロフィでは筋が萎縮して産生量が減るため、クレアチニンは低値を示します。高値になるのはCKです。
解説
正解は⑷です。クレアチニンは筋肉内のクレアチンリン酸から非酵素的に生成されるため、産生量は筋肉量に依存します。男性は女性より筋肉量が多く、血漿濃度の基準範囲も男性のほうが高く設定されており、男女差があります。他の選択肢は誤りで、クレアチニンは肝臓ではなく筋肉で生じ、糸球体で濾過された後は尿細管でほとんど再吸収されません。脱水では血液が濃縮して高値となり、デュシェンヌ型筋ジストロフィでは筋肉量が減るため低値を示します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成