敗血症マーカーはどれか。
敗血症マーカーはどれか。
- ⑴ KL-6KL-6はII型肺胞上皮由来の糖蛋白で、間質性肺疾患の活動性を反映します。全身性の感染指標ではありません。
- ⑵ シスタチンCシスタチンCは糸球体濾過量を反映する腎機能マーカーです。筋肉量の影響を受けにくい点が特徴で、敗血症の指標ではありません。
- ⑶ トロポニンTトロポニンTは心筋の収縮にかかわる蛋白で、心筋梗塞など心筋障害で上昇します。敗血症のマーカーではありません。
- ⑷ カルプロテクチン便中カルプロテクチンは腸管への好中球浸潤を反映し、炎症性腸疾患の活動性評価に用います。全身性の敗血症指標ではありません。
- ⑸ プロカルシトニン細菌感染による全身性炎症で速やかに上昇するため、敗血症の診断や重症度評価に用いられる代表的なマーカーです。
解説
正解はプロカルシトニンです。プロカルシトニンはカルシトニンの前駆体で、細菌感染による全身性の炎症では単球や実質臓器からの産生が増え、血中濃度が上昇します。ウイルス感染では上がりにくいため、敗血症の診断や細菌感染とウイルス感染の鑑別、抗菌薬を続けるかどうかの判断の指標として用いられます。他の選択肢はいずれも別の臓器や疾患のマーカーであり、KL-6は間質性肺疾患、シスタチンCは腎機能、トロポニンTは心筋障害、カルプロテクチンは炎症性腸疾患の指標です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成