心電図所見で基準範囲内であるのはどれか。
心電図所見で基準範囲内であるのはどれか。
- ⑴ P 波幅 ― 0.20 秒P波幅の基準は0.11秒未満です。0.20秒は延長しており、左房負荷を示す所見になります。
- ⑵ PR 時間 ― 0.26 秒PR時間の基準は0.12〜0.20秒です。0.26秒は延長しており、I度房室ブロックにあたります。
- ⑶ QRS 時間 ― 0.16 秒QRS時間の基準は0.10秒未満です。0.16秒は幅広で、脚ブロックや心室内伝導障害が疑われます。
- ⑷ 補正QT 時間〈QTc〉 ― 0.42 秒補正QT時間の基準はおよそ0.44秒未満であり、0.42秒はその範囲に収まるため基準範囲内です。
- ⑸ R-R 間隔 ― 0.40 秒R-R間隔0.40秒は心拍数150/分に相当します。基準の0.6〜1.0秒より短く、頻脈を示します。
解説
正答は⑷です。補正QT時間の基準はおよそ0.44秒未満とされるため、0.42秒は基準範囲内です。他の選択肢はいずれも基準範囲を外れています。P波幅の基準は0.11秒未満なので0.20秒は延長で左房負荷を示し、PR時間の基準は0.12〜0.20秒なので0.26秒はI度房室ブロックにあたります。QRS時間の基準は0.10秒未満なので0.16秒は幅広で脚ブロックなどが疑われ、R-R間隔0.40秒は心拍数150/分に相当し、基準の0.6〜1.0秒に対して頻脈です。各指標の基準値は秒単位で覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成