対象集団の有病率の影響を受けるのはどれか。
対象集団の有病率の影響を受けるのはどれか。
- ⑴ 感 度疾患のある人の中で陽性となる割合であり、疾患群の中だけで計算されるため有病率には依存しません。
- ⑵ 特異度疾患のない人の中で陰性となる割合であり、非疾患群の中だけで計算されるため有病率には依存しません。
- ⑶ 偽陽性率特異度の裏返しで、疾患のない人の中で陽性となる割合です。非疾患群の中だけで計算されるため有病率には依存しません。
- ⑷ 陽性尤度比感度を偽陽性率で割った値であり、感度と特異度だけで決まるため有病率の影響を受けません。
- ⑸ 陽性適(的)中率陽性者のうち実際に疾患がある人の割合であり、真の陽性者と偽陽性者の比で決まるため、有病率が低い集団では低下します。
解説
正答は⑸です。陽性適(的)中率は検査が陽性だった人のうち実際に疾患がある人の割合であり、同じ感度・特異度の検査でも有病率が低い集団では低下します。これは陽性適中率が真の陽性者数と偽陽性者数の比で決まり、有病率が下がると真の陽性者が減って偽陽性者の比重が増すためです。一方、感度と特異度、およびその裏返しである偽陽性率は、疾患のある群・ない群それぞれの中で計算されるため有病率に依存せず、感度と特異度から算出される陽性尤度比も有病率の影響を受けません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-07.html)を加工して作成