造血幹細胞移植ドナーの選択で最も重要なのはどれか。
造血幹細胞移植ドナーの選択で最も重要なのはどれか。
- ⑴ 性別性別の一致は移植片対宿主病の危険に多少影響しますが、選択の決定的な条件ではありません。
- ⑵ 体重体重は採取できる細胞数の目安になりますが、適合性そのものを決める条件ではありません。
- ⑶ 年齢若いドナーが望ましいとされますが、HLAの適合より優先される条件ではありません。
- ⑷ HLA 型移植した細胞が患者の免疫系を作り直すため、HLAの適合が移植片対宿主病や拒絶を左右する最も重要な条件です。
- ⑸ ABO 血液型ABO血液型が不一致でも赤血球の処理などの工夫で移植は可能ですから、決定的な条件ではありません。
解説
正解は⑷です。造血幹細胞移植では移植した細胞が患者の免疫系そのものを作り直しますから、ドナーと患者の白血球の型であるHLAが一致しているかどうかが最も重要で、不一致が大きいと移植片対宿主病や拒絶が起こりやすくなります。とくにHLA-A、B、C、DRB1の適合が重視されます。ABO血液型は不一致でも赤血球の処理などの工夫で移植が可能ですから、決定的な条件ではありません。年齢や性別、体重は採取できる細胞の量や合併症の危険に影響する副次的な要素で、HLAの適合を優先して候補を選びます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成