我が国で輸血による感染の頻度が最も高いのはどれか。
我が国で輸血による感染の頻度が最も高いのはどれか。
- ⑴ HBV核酸増幅検査でも捉えきれない感染初期の血液が存在するため、報告される輸血後感染の多くをこのウイルスが占めます。
- ⑵ HCVHCVも核酸増幅検査の対象で、輸血による感染の報告はきわめてまれになっています。
- ⑶ HIVHIVは抗体検査と核酸増幅検査の両方で確認されており、輸血による感染の報告はきわめてまれです。
- ⑷ HTLV-1HTLV-1は抗体検査によるスクリーニングで輸血感染がほぼ防がれています。
- ⑸ SARS-CoV-2新型コロナウイルスは呼吸器を介して感染し、輸血による感染が成立するという証拠は示されていません。
解説
正解は⑴です。日本で輸血によって感染する頻度が最も高いのはB型肝炎ウイルスです。核酸増幅検査が導入されて感染の危険は大きく下がりましたが、ウイルス量がごく少ない感染初期の血液では検出しきれないことがあり、報告される輸血後感染の多くをこのウイルスが占めています。C型肝炎ウイルスとHIVも核酸増幅検査の対象で、報告はきわめてまれです。HTLV-1は抗体検査によって輸血感染がほぼ防がれており、新型コロナウイルスは輸血による感染が成立するという証拠が示されていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成