急性期反応性蛋白でないのはどれか。
急性期反応性蛋白でないのはどれか。
- ⑴ CRPCRPは炎症で数時間から上昇し、程度をよく反映する代表的な急性期反応性蛋白です。
- ⑵ ハプトグロビンハプトグロビンは炎症で肝での産生が増える急性期反応性蛋白です。溶血では消費されて低下します。
- ⑶ セルロプラスミンセルロプラスミンは銅を運ぶ蛋白で、炎症では産生が増える急性期反応性蛋白にあたります。
- ⑷ トランスサイレチン炎症では産生が抑えられて低下する負の急性相反応物質で、半減期が短いため栄養状態の指標に使われます。
- ⑸ α1- アンチトリプシンα1-アンチトリプシンは蛋白分解酵素を抑える蛋白で、炎症で上昇する急性期反応性蛋白です。
解説
正解は⑷です。トランスサイレチンはプレアルブミンとも呼ばれ、炎症の際には肝でのアルブミンの合成と同じように産生が抑えられて低下しますから、急性期反応性蛋白ではなく、むしろ負の急性相反応物質に分類されます。半減期が約2日と短いため、栄養状態の短期的な変化をみる指標として使われます。設問の他の四つはいずれも炎症で上昇する急性期反応性蛋白です。CRPは炎症の程度をよく反映し、ハプトグロビン、セルロプラスミン、α1-アンチトリプシンも炎症性のサイトカインの刺激で肝での産生が増えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成