血液培養で検出された場合、汚染菌である可能性が高いのはどれか。
血液培養で検出された場合、汚染菌である可能性が高いのはどれか。
- ⑴ Bacillus anthracis炭疽菌は検出されれば炭疽という重大な感染症を意味し、汚染菌として扱うことはできません。
- ⑵ Cutibacterium acnes皮膚の毛穴や皮脂腺に常在する菌で採血時に混入しやすいため、血液培養で検出されても汚染菌の可能性が高いと判断されます。
- ⑶ Enterococcus faecalisエンテロコッカス・フェカーリスは腸管の常在菌ですが、血液から検出されれば感染性心内膜炎などの起因菌として扱います。
- ⑷ Pseudomonas aeruginosa緑膿菌は皮膚常在菌ではなく、血液から検出されれば重症の敗血症の起因菌として扱う必要があります。
- ⑸ Staphylococcus aureus黄色ブドウ球菌は血液から検出された場合、感染性心内膜炎などを疑って必ず起因菌として扱います。
解説
正解は⑵です。キューティバクテリウム・アクネスは皮膚の毛穴や皮脂腺に常在する嫌気性のグラム陽性桿菌ですから、採血の際に穿刺した皮膚から混入しやすく、血液培養で検出されても汚染菌である可能性が高いと判断されます。同じく皮膚常在菌のコアグラーゼ陰性ブドウ球菌も同様です。ただし人工物が入っている場合や複数のセットから同じ菌が検出された場合は真の起因菌の可能性があり、判断には臨床像を合わせて考える必要があります。他の選択肢はいずれも検出された時点で起因菌として扱うべき菌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成