真性赤血球増加症における検査項目とその結果の組合せで正しいのはどれか。
真性赤血球増加症における検査項目とその結果の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 血清LD ― 低値細胞の増加と崩壊が盛んなため血清LDは高値となります。低値という組合せは誤りです。
- ⑵ 赤血球数 ― 低値赤血球そのものが増える疾患ですから赤血球数は高値です。低値という組合せは誤りです。
- ⑶ NAP スコア ― 高値好中球が活性化するためNAPスコアは高値となり、骨髄増殖性腫瘍を示す所見の一つになります。
- ⑷ 血清ビタミンB12 ― 低値好中球が運ぶ結合蛋白が増えるため血清ビタミンB12は高値となります。低値という組合せは誤りです。
- ⑸ 血清エリスロポエチン ― 高値赤血球増加による負のフィードバックでエリスロポエチンは低値となります。二次性との鑑別点にあたります。
解説
正解は⑶です。真性赤血球増加症は造血幹細胞にJAK2遺伝子の変異が生じて起こる骨髄増殖性腫瘍で、赤血球だけでなく白血球や血小板も増えるため、好中球の活性化を反映する好中球アルカリホスファターゼ〈NAP〉スコアが高値となります。増えた細胞の代謝が盛んで壊れる細胞も多いことから血清LDも高値となり、好中球が運ぶ蛋白が増えるため血清ビタミンB12も高値となります。赤血球数はもちろん高値です。エリスロポエチンは赤血球増加による負のフィードバックで抑えられるため低値となり、二次性の赤血球増加症との鑑別点になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成