ソクマル臨床検査技師

血清鉄と鉄結合能の関係(別冊No. 14)を別に示す。この患者で考えられるのはど…

血清鉄と鉄結合能の関係(別冊No. 14)を別に示す。この患者で考えられるのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑷です。図では血清鉄が低い一方で総鉄結合能と不飽和鉄結合能が増えており、トランスフェリン飽和度が低下していますから、体内の貯蔵鉄が枯れて鉄そのものが足りない鉄欠乏性貧血と考えられます。血清フェリチンの低下も伴います。他の疾患では鉄の動きが異なります。感染症では鉄が細網内皮系に取り込まれて血清鉄も総鉄結合能もともに低下し、溶血性貧血では壊れた赤血球から鉄が放出されて血清鉄は高くなり、再生不良性貧血や尿毒症でも鉄の利用が減るため血清鉄は低下しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成

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