骨髄穿刺液のフローサイトメトリ法のCD45 ゲーティング(別冊No. 12)を別…
骨髄穿刺液のフローサイトメトリ法のCD45 ゲーティング(別冊No. 12)を別に示す。黒い円で囲まれている部分の細胞はどれか。
- ⑴ 単球単球はCD45が強く発現し側方散乱光は中等度の位置に分布します。ブラストゲートの領域とは異なります。
- ⑵ 顆粒球顆粒球はCD45が強く、顆粒が多いため側方散乱光も高い位置に分布します。
- ⑶ 赤芽球赤芽球はCD45がほとんど陰性で、側方散乱光も低い最も左下の位置に現れます。
- ⑷ 骨髄芽球CD45が中等度で側方散乱光が低い位置はブラストゲートで、骨髄芽球の集団がここに現れます。
- ⑸ リンパ球リンパ球はCD45が最も強く発現し側方散乱光は最も低い位置に分布します。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。CD45を横軸、側方散乱光を縦軸にとるゲーティングでは、CD45の発現が中等度で側方散乱光が低いという位置に骨髄芽球の集団が現れますから、黒い円で囲まれた部分の細胞は骨髄芽球と判断できます。この領域はブラストゲートと呼ばれ、急性白血病の細胞を選び出して表面抗原を解析する際の基本となります。他の集団は位置が異なります。リンパ球はCD45が強く側方散乱光が最も低い位置、単球はその上方、顆粒球はCD45が強く側方散乱光も高い位置に分布し、赤芽球はCD45がほとんど陰性の位置に現れます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成