自動血球計数装置による測定で誤っているのはどれか。
自動血球計数装置による測定で誤っているのはどれか。
- ⑴ 散乱光法は白血球分画の分類に適する。散乱光法は細胞の大きさや内部構造の違いを反映するため白血球分画の分類に適します。正しい記述です。
- ⑵ 血小板数の測定に破砕赤血球が影響する。破砕赤血球は大きさが血小板に近いため血小板として数えられ、偽高値の原因となります。正しい記述です。
- ⑶ ヘモグロビンの測定では溶血処理をする。ヘモグロビンは赤血球内にあるため、溶血処理をして遊離させてから測定します。正しい記述です。
- ⑷ 赤血球数測定において白血球の影響は小さい。赤血球数は白血球数の千倍ほど多いため、白血球が混じっても影響は小さくなります。正しい記述です。
- ⑸ 目視より正確に血球の形態異常を判別できる。装置は数や大きさの測定には優れますが、血球の形態異常の判別は目視の塗抹標本検査に及びません。
解説
正解は⑸です。自動血球計数装置は血球の数や大きさを速く正確に数える一方で、個々の血球の形を見分ける能力は目視の塗抹標本検査に及びません。球状赤血球や破砕赤血球、白血球の異型性といった形態異常の判別は、装置の異常フラグを手がかりに塗抹標本で確認するのが原則です。設問は誤っているものを選ぶ形式ですので、残る四つは正しい記述にあたります。散乱光法は白血球分画の分類に適し、破砕赤血球は大きさが血小板に近いため血小板数に影響し、ヘモグロビン測定では溶血処理を行い、赤血球数に対する白血球の影響は数の差から小さくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成