細胞学的検査法の特徴で誤っているのはどれか。
細胞学的検査法の特徴で誤っているのはどれか。
- ⑴ 患者への侵襲が少ない。擦過や穿刺による採取は侵襲が少なく、外来でも繰り返し実施できます。正しい記述ですから正答になりません。
- ⑵ 検体採取が容易である。尿や喀痰のように患者自身が出せる検体もあり、採取は容易です。正しい記述です。
- ⑶ 液状検体の検査ができる。尿や喀痰、体腔液などの液状検体を扱えるのは細胞学的検査の利点です。正しい記述です。
- ⑷ 腫瘍の病期を確定できる。病期の確定には浸潤の深さやリンパ節転移、遠隔転移の評価が必要で、細胞の形態だけでは決められません。
- ⑸ 腫瘍の組織型を類推できる。細胞の形や配列、核の性状から扁平上皮癌や腺癌などの組織型を類推できます。正しい記述です。
解説
正解は⑷です。細胞学的検査は個々の細胞の形態から悪性かどうかや組織型を推定する方法ですから、腫瘍がどこまで広がっているかを示す病期を確定することはできません。病期の決定には切除した標本での深さや浸潤の評価、リンパ節転移の確認、画像検査による遠隔転移の検索が必要です。設問は誤っているものを選ぶ形式ですので、残る四つは正しい記述であって正答になりません。穿刺や擦過による採取は患者への侵襲が少なく手技も容易で、尿や喀痰、体腔液といった液状の検体も扱うことができます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成