免疫組織化学染色の検査対象となるのはどれか。
免疫組織化学染色の検査対象となるのはどれか。
- ⑴ DNADNAを検出するには相補的な核酸プローブを用いるハイブリダイゼーション法を使います。抗体では検出しません。
- ⑵ RNARNAの検出も核酸プローブを用いるハイブリダイゼーション法によります。免疫組織化学染色の対象ではありません。
- ⑶ 重金属鉄や銅などの重金属は特殊染色で検出します。抗体が結合する対象ではありません。
- ⑷ 蛋白質抗原抗体反応を利用する方法ですから、抗体が認識できる蛋白質が検査の対象となります。
- ⑸ 酵素活性酵素活性を調べるのは基質を与えて反応産物を可視化する酵素組織化学染色です。免疫組織化学染色とは異なります。
解説
正解は⑷です。免疫組織化学染色は、抗原と抗体が特異的に結合する性質を利用して組織の中の目的の物質を可視化する方法ですから、検査の対象となるのは抗体が認識できる蛋白質です。サイトケラチンやビメンチン、各種のホルモンや受容体などを染めることで、腫瘍の由来組織の推定や治療方針の決定に役立てます。DNAやRNAといった核酸を対象とするのは、相補的な塩基配列をもつ核酸プローブを使うin situ ハイブリダイゼーション法です。重金属は特殊染色、酵素活性は酵素組織化学染色で調べます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成