薄切で切片に傷ができる場合の対処法はどれか。
薄切で切片に傷ができる場合の対処法はどれか。
- ⑴ 逃げ角を変える。逃げ角の調整は切片の波打ちや刃への張り付きに対する対策です。刃の欠けによる傷は解消しません。
- ⑵ 刃を取り替える。傷は刃先の刃こぼれやごみの付着によって生じるため、刃を取り替えるか使用位置をずらすのが正しい対処です。
- ⑶ 薄切する厚さの設定を変える。厚さを変えても刃先の欠けはそのまま残るため、同じ位置に傷が入り続けます。
- ⑷ パラフィンブロックを冷却する。ブロックの冷却は組織が硬くて切れにくいときの対策です。刃に由来する傷には効果がありません。
- ⑸ ミクロトーム刀の滑走速度を速くする。滑走速度を速くすると切片の縮みや皺を招きます。傷の解消にはならず、かえって標本が乱れます。
解説
正解は⑵です。薄切した切片に一定の位置で縦方向の傷が入る場合は、ミクロトーム刀の刃先に刃こぼれやごみの付着があることが原因ですから、刃を取り替えるか使用位置をずらすのが正しい対処です。逃げ角の調整は切片が波打ったり刃に張り付いたりする場合の対策で、傷そのものは解消しません。薄切の厚さを変えても刃の欠けは残りますし、パラフィンブロックの冷却は組織が硬くて切れにくいときの対策です。滑走速度を速くすると切片が縮んだり皺が寄ったりして、かえって標本が乱れます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成