疾患とホルモン異常の組合せで誤っているのはどれか。
疾患とホルモン異常の組合せで誤っているのはどれか。
- ⑴ 尿崩症 ― オキシトシン尿崩症はバソプレシンの作用不足で起こります。オキシトシンは子宮収縮と射乳に関わるホルモンで、無関係です。
- ⑵ 橋本病 ― サイロキシン橋本病は自己免疫性の甲状腺炎でサイロキシンが低下します。正しい組合せですから正答になりません。
- ⑶ 褐色細胞腫 ― ノルアドレナリン褐色細胞腫では副腎髄質からカテコールアミンが過剰に分泌され、ノルアドレナリンが上昇します。正しい組合せです。
- ⑷ 慢性腎不全 ― PTH慢性腎不全では低カルシウムと高リンにより二次性副甲状腺機能亢進症が起こり、PTHが上昇します。正しい組合せです。
- ⑸ 腎血管性高血圧症 ― レニン腎血管性高血圧症では腎血流の低下によってレニンの分泌が増えます。正しい組合せですから正答になりません。
解説
正解は⑴です。尿崩症は下垂体後葉から分泌されるバソプレシン〈抗尿ホルモン〉の作用不足、あるいは腎の反応性の低下によって水の再吸収ができなくなり、大量の薄い尿が出る疾患です。同じ下垂体後葉から出るオキシトシンは子宮収縮と射乳に関わるホルモンで、尿崩症とは無関係です。設問は誤っている組合せを選ぶ形式ですから、残る四つは正しい組合せであって正答になりません。橋本病ではサイロキシンが低下し、褐色細胞腫ではノルアドレナリンが過剰となり、慢性腎不全ではPTHが上昇し、腎血管性高血圧症ではレニンが上昇します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成