尿酸で正しいのはどれか。
尿酸で正しいのはどれか。
- ⑴ 腫瘍崩壊症候群で低下する。腫瘍崩壊症候群では核酸が大量に分解されるため尿酸は著明に上昇します。低下ではありません。
- ⑵ 蛋白結合型として存在する。尿酸は大部分が遊離型で血中に存在します。蛋白と結合して運ばれる物質ではありません。
- ⑶ ウレアーゼを用いた酵素法で測定する。尿酸の酵素法にはウリカーゼを用います。ウレアーゼは尿素窒素の測定に使う酵素です。
- ⑷ 高尿酸血症の臨床判断値に性差はない。高尿酸血症の臨床判断値は男女とも7.0mg/dL超で、尿酸塩が結晶化する濃度に基づくため性差を設けていません。
- ⑸ ピリミジン塩基の最終代謝産物である。尿酸はプリン塩基の最終代謝産物です。ピリミジン塩基は尿素やβ-アラニンなどに分解されます。
解説
正解は⑷です。高尿酸血症の臨床判断値は男女を問わず血清尿酸値7.0mg/dLを超える場合と定められており、性差を設けていません。これは尿酸が7.0mg/dLを超えると尿酸塩が溶けきれずに結晶化する、という物理化学的な性質に基づく値だからです。ただし基準範囲そのものには性差があり、男性のほうが高値を示します。腫瘍崩壊症候群では核酸が大量に分解されて尿酸は上昇し、尿酸は大部分が遊離型で存在します。測定にはウリカーゼを用い、尿酸はプリン塩基の最終代謝産物です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成