ビリルビンで正しいのはどれか。
ビリルビンで正しいのはどれか。
- ⑴ 極大吸収波長は520 nm である。ビリルビンの極大吸収波長は450nm付近です。520nmという値ではありません。
- ⑵ 2 つのピロール環で構成される。ビリルビンは四つのピロール環が直鎖状に並んだ構造をもちます。二つではありません。
- ⑶ 酸化されるとビリベルジンになる。ビリルビンが酸化されると緑色のビリベルジンになります。生体内でのビリベルジン還元反応の逆向きにあたります。
- ⑷ 間接ビリルビンは尿中に排泄される。間接ビリルビンはアルブミンと結合して運ばれるため糸球体をろ過されず、尿中には排泄されません。
- ⑸ 直接ビリルビンはHPLC 法でα 分画に検出される。高速液体クロマトグラフィの分画でα分画にあたるのは非抱合型、すなわち間接ビリルビンです。
解説
正解は⑶です。ビリルビンは酸化されると緑色のビリベルジンに変わります。生体内ではヘムがヘムオキシゲナーゼによってビリベルジンとなり、それがビリベルジン還元酵素で還元されて間接ビリルビンになるという順序で、この反応の逆向きにあたります。ビリルビンは四つのピロール環が並んだ構造で、極大吸収波長は450nm付近にあります。間接ビリルビンはアルブミンと結合しているため糸球体をろ過されず尿中には出ません。高速液体クロマトグラフィによる分画では、α分画が非抱合型すなわち間接ビリルビンにあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成