α-アミラーゼで正しいのはどれか。
α-アミラーゼで正しいのはどれか。
- ⑴ エキソ型酵素である。α-アミラーゼは基質の内部の結合を切るエンド型酵素です。末端から切るエキソ型ではありません。
- ⑵ 主に肝臓で代謝される。分子量が小さく糸球体をろ過されるため尿中に排泄されます。主に肝臓で代謝される酵素ではありません。
- ⑶ 活性中心にZn²⁺を有する。活性中心に必要なのはカルシウムイオンです。亜鉛イオンを活性中心にもつのはALPや炭酸脱水酵素です。
- ⑷ α-1,6-グリコシド結合に作用する。作用するのはα-1,4-グリコシド結合です。α-1,6結合を切るのはイソアミラーゼなど別の酵素です。
- ⑸ 唾液腺型は膵型より分子量が大きい。唾液腺型は糖鎖の違いにより膵型より分子量が大きく、電気泳動での移動度の差から両者を区別できます。
解説
正解は⑸です。α-アミラーゼには唾液腺型と膵型のアイソザイムがあり、糖鎖の付き方の違いによって唾液腺型のほうが分子量が大きく、電気泳動でも移動度に差が出るため両者を区別できます。α-アミラーゼはデンプンの内部のα-1,4-グリコシド結合を切るエンド型の酵素で、活性中心にはカルシウムイオンを必要とし、塩化物イオンによって活性化されます。分子量が比較的小さいため糸球体をろ過されて尿中に排泄され、肝臓で代謝される酵素ではありません。膵炎では血中と尿中の値がともに上昇します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成