頸動脈超音波検査で正しいのはどれか。
頸動脈超音波検査で正しいのはどれか。
- ⑴ 狭窄部の血流速度は低下する。狭窄部では血流の断面積が減るぶん流速が速くなります。低下ではなく上昇するので誤りです。
- ⑵ 腕頭動脈から左総頸動脈が分岐する。腕頭動脈から分岐するのは右総頸動脈です。左総頸動脈は大動脈から直接分岐します。
- ⑶ 総頸動脈の内側に内頸静脈が走行する。内頸静脈は総頸動脈の外側寄りを走行します。内側ではないため誤りです。
- ⑷ 低輝度プラークは脳血管の塞栓源になりやすい。低輝度プラークは脂質や血液成分に富む不安定なプラークで、破綻して遊離しやすく脳血管の塞栓源になりやすいとされます。
- ⑸ 内中膜複合体厚は2.0 mm 以上から肥厚とする。内中膜複合体厚は1.1mm以上を肥厚とします。2.0mm以上という基準ではありません。
解説
正解は⑷です。低輝度プラークは内部に脂質や血液成分が多く含まれる不安定なプラークで、破綻して遊離しやすいため脳血管の塞栓源になりやすいと考えられています。可動性のあるものや潰瘍を伴うものはとくに危険です。狭窄部では血流の通り道が狭くなるので血流速度はむしろ上昇します。左総頸動脈は大動脈から直接分岐し、腕頭動脈から分かれるのは右総頸動脈です。内頸静脈は総頸動脈の外側寄りを走行し、内中膜複合体厚は1.1mm以上を肥厚と判断します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成