心エコーの傍胸骨長軸像(別冊No. 7)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
心エコーの傍胸骨長軸像(別冊No. 7)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
- ⑴ 右室傍胸骨左室長軸像で最も浅い位置に描出される腔は右室で、矢印の示す位置と一致します。
- ⑵ 右房右房はこの断面には描出されません。四腔断面や右室流入路断面で観察する腔です。
- ⑶ 左室左室はこの断面の中央に大きく描出されますが、矢印が示すより深い位置にあります。
- ⑷ 左房左房は僧帽弁の奥、画面の下方に描出されます。矢印の示す浅い位置の腔ではありません。
- ⑸ 肺動脈肺動脈はこの断面には含まれません。大動脈弁レベルの短軸像や右室流出路断面で観察します。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。傍胸骨左室長軸像では、探触子に最も近い浅い側すなわち画面の上方に右室が描出され、その奥に大動脈弁と左室、僧帽弁、左房が並んで見えます。矢印は最も浅い位置にある腔を示していますから右室と判断できます。この断面は左室の心基部から心尖部までを縦に切る像で、左室壁の動きや大動脈弁・僧帽弁の性状、左房径の計測に用いられます。右房と肺動脈はこの断面には描出されず、右房は四腔断面、肺動脈は短軸像や右室流出路断面で観察します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成