子宮筋腫で正しいのはどれか。
子宮筋腫で正しいのはどれか。
- ⑴ 悪性腫瘍である。子宮筋腫は平滑筋由来の良性腫瘍です。悪性のものは子宮平滑筋肉腫と呼ばれ、別の疾患として扱われます。
- ⑵ 月経過多をきたす。子宮内腔の拡大と子宮収縮の障害により月経量が増え、月経過多と鉄欠乏性貧血をきたします。
- ⑶ 子宮内膜が増殖する。増殖するのは子宮の平滑筋です。子宮内膜が増殖するのは子宮内膜増殖症や子宮内膜癌です。
- ⑷ 擦過細胞診で診断する。擦過細胞診は子宮頸部の細胞を採取する検査です。筋腫の診断は超音波検査や磁気共鳴画像検査で行います。
- ⑸ エストロゲンにより縮小する。エストロゲンは筋腫を増大させます。閉経してエストロゲンが減ると筋腫は縮小します。
解説
正解は⑵です。子宮筋腫は子宮の平滑筋から生じる良性腫瘍で、とくに粘膜下筋腫や筋層内筋腫では子宮内腔の面積が広がり収縮も妨げられるため、月経量が増えて月経過多となり、鉄欠乏性貧血の原因になります。悪性腫瘍ではなく、増殖するのは子宮内膜ではなく平滑筋です。診断は内診と超音波検査、必要に応じて磁気共鳴画像検査で行い、擦過細胞診は子宮頸部の細胞を採る検査なので筋腫の診断には使えません。エストロゲンは筋腫を増大させる方向に働き、閉経後は縮小します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成