睡眠時無呼吸症候群で誤っているのはどれか。
睡眠時無呼吸症候群で誤っているのはどれか。
- ⑴ 肥満に合併することが多い。肥満は上気道が狭くなる主要な危険因子で、実際に合併が多くみられます。正しい記述ですから正答ではありません。
- ⑵ 高血圧を合併することが多い。夜間の低酸素と交感神経の活性化により高血圧の合併が多くみられます。正しい記述ですから正答ではありません。
- ⑶ 無呼吸は仰臥位で起こりやすい。仰臥位では舌根や軟口蓋が沈下して上気道が閉塞しやすく、無呼吸が起こりやすくなります。正しい記述です。
- ⑷ 終夜睡眠ポリグラフィはスクリーニングに有用である。終夜睡眠ポリグラフィは多くの生体信号を一晩記録する精密検査で確定診断に用います。スクリーニングには簡易モニタを使うため誤りです。
- ⑸ 睡眠1 時間あたりの無呼吸・低呼吸指数〈AHI〉が5 未満を示す。診断基準はAHIが5以上であり、5未満という記述は誤りです。15以上が中等症、30以上が重症の目安とされます。
設問は1つ選ぶ形だが、正答値表では4・5のいずれも正答としている(出題側が複数正解として扱った問)。どれを選んでも正解になる。
解説
正解は⑷と⑸で、どちらを選んでも正解として扱われた問です。睡眠時無呼吸症候群は無呼吸低呼吸指数〈AHI〉が5以上で診断されるため、⑸の5未満という記述は明らかな誤りです。また⑷の終夜睡眠ポリグラフィは脳波や呼吸、酸素飽和度などを一晩通して同時記録する精密検査で、確定診断や重症度判定に用いる方法ですから、スクリーニングに有用という記述も誤りといえます。残る三つは正しい記述です。肥満や高血圧の合併が多く、仰臥位では舌根が沈下して上気道が閉塞しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成