染色法と濃染する部位の組合せで正しいのはどれか。
染色法と濃染する部位の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ C 分染法 ― ユークロマチンC分染法が濃染するのは動原体近傍などのヘテロクロマチン領域です。ユークロマチンは淡く染まります。
- ⑵ G 分染法 ― GC 塩基G分染法で濃染するバンドはAT塩基に富む領域です。GCに富む領域は淡染となります。
- ⑶ NOR 分染法 ― テロメアNOR分染法は核小体形成領域、すなわち付随体をもつ染色体の短腕部を染めます。テロメアを染める方法ではありません。
- ⑷ Q 分染法 ― AT 塩基キナクリンがAT塩基に富む領域に結合して明るく蛍光を発するため、AT塩基の多い部分が濃染部位となります。
- ⑸ 姉妹染色体分染法 ― ヘテロクロマチン姉妹染色分体分染法はブロモデオキシウリジンの取り込み差で新旧のDNA鎖を染め分ける方法で、ヘテロクロマチンを選んで染めるものではありません。
解説
正解は⑷です。Q分染法はキナクリンなどの蛍光色素を用いる方法で、アデニンとチミンに富む領域に強く結合するため、AT塩基の多い部分が明るく蛍光を発します。G分染法で濃染するバンドもAT塩基に富む領域で、Q分染法のパターンとほぼ一致します。C分染法はヘテロクロマチンである動原体近傍を濃染し、ユークロマチンは淡く染まります。NOR分染法は核小体形成領域すなわち付随体をもつ染色体の短腕部を染めるもので、テロメアではありません。姉妹染色分体分染法は新旧のDNA鎖を染め分ける方法です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成