滲出液と比較して漏出液で高値を示すのはどれか。
滲出液と比較して漏出液で高値を示すのはどれか。
- ⑴ LDLDは細胞由来の高分子酵素で、炎症や腫瘍によって細胞が壊れる滲出液で高値となります。漏出液では血管壁を通りにくく低値です。
- ⑵ 蛋白漏出液の蛋白は3.0g/dL未満と低く、リバルタ反応も陰性です。蛋白が高いのは滲出液の特徴です。
- ⑶ 比重漏出液の比重は1.015未満と低くなります。1.018以上の高い比重は滲出液を示す所見です。
- ⑷ 細胞数細胞数が増えるのは炎症細胞や腫瘍細胞が集まる滲出液です。漏出液は細胞成分が乏しくなります。
- ⑸ グルコースグルコースは低分子で血中濃度とほぼ平衡し、漏出液では消費されないため高値を保ちます。滲出液では細菌や白血球に消費されて低下します。
解説
正解は⑸です。漏出液は静脈圧の上昇や膠質浸透圧の低下によって血管内の水分がろ過されて生じる非炎症性の貯留液で、蛋白やLDといった高分子成分が乏しく、比重は1.015未満、細胞数も少なくなります。一方グルコースは低分子のため血中濃度とほぼ同じ値に保たれ、細菌や炎症細胞による消費が起こらないぶん、滲出液より相対的に高値となります。滲出液では感染や炎症により蛋白・LD・比重・細胞数がいずれも上昇し、糖は消費されて低下する点が対照的です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成