生体組織の電気的性質で誤っているのはどれか。
生体組織の電気的性質で誤っているのはどれか。
- ⑴ 血液は脂肪に比べ導電率が低い。血液は水分と電解質に富むため導電率が高く、水分の少ない脂肪は低くなります。記述が逆であり、これが正解です。
- ⑵ 体液の導電率には温度依存性がある。温度が上がるとイオンの動きが活発になり導電率は高くなります。温度依存性があるのは正しい記述です。
- ⑶ 骨格筋組織では導電率の異方性が強い。筋線維に沿う方向は電流が流れやすく、直交する方向は流れにくいため異方性が強くなります。正しい記述です。
- ⑷ 細胞外液は細胞膜に比べ導電率が高い。細胞膜は脂質二重層で絶縁体としてはたらくため、電解質に富む細胞外液の方が導電率は高くなります。正しい記述です。
- ⑸ 電流の周波数が高いほど導電率が高い。周波数が高くなると細胞膜の容量成分を通じて電流が流れやすくなり、導電率は高くなります。正しい記述です。
解説
正解は⑴です。この問は誤っている記述を選ぶ形式です。導電率は電気の流れやすさを表す量で、水分と電解質を多く含む組織ほど高くなります。血液は水分と電解質に富むため導電率が高く、水分の少ない脂肪は低いので、血液の方が低いという記述は逆になり誤りです。残りの記述は、体液の導電率が温度によって変わること、骨格筋では線維の方向によって導電率が異なること、細胞膜が絶縁体として働くこと、周波数が高いほど電流が通りやすくなることとして正しい内容です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成