新鮮凍結血漿投与の目的で正しいのはどれか。
新鮮凍結血漿投与の目的で正しいのはどれか。
- ⑴ 貧血の改善貧血の改善には赤血球液を用います。新鮮凍結血漿には赤血球が含まれていないため目的になりません。
- ⑵ 血小板の補充血小板の補充には血小板濃厚液を用います。血漿製剤には有効な数の血小板は含まれていません。
- ⑶ 凝固因子の補充フィブリノゲンを含む凝固因子が保たれており、複数の因子が不足して出血している場合の補充に用います。これが本来の適応です。
- ⑷ アルブミンの補充アルブミンの補充にはアルブミン製剤を用います。感染や副作用の危険を考えると血漿製剤で代用すべきではありません。
- ⑸ 血漿浸透圧の維持膠質浸透圧の維持を目的とした投与は適応外とされています。目的に応じた製剤を選ぶことが原則です。
解説
正解は⑶です。新鮮凍結血漿は採血後ただちに血漿を分離して凍結した製剤で、フィブリノゲンを含む各種の凝固因子が保たれています。そのため凝固因子が不足して出血している場合や、複数の因子が同時に低下する播種性血管内凝固、肝障害、ワルファリンの効果を急いで打ち消す必要がある場合に用います。貧血の改善には赤血球液、血小板の補充には血小板濃厚液を用い、アルブミンの補充や膠質浸透圧の維持を目的とした投与は適応外です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成