免疫比濁法で誤っているのはどれか。
免疫比濁法で誤っているのはどれか。
- ⑴ 透過光の強度を測定する。濁りによって減った透過光の強度を測る方法であり、正しい記述です。散乱光を測るのは比ろう法です。
- ⑵ Lambert-Beer の法則に従う。吸光度が濃度に比例するというランベルト・ベールの法則に従います。正しい記述なので、この問の答えにはなりません。
- ⑶ サイトカインの測定に適している。サイトカインはpg/mL単位のごく微量で、比濁法の感度では測定できません。高感度な化学発光免疫測定法などを用いるため、この記述が誤りです。
- ⑷ 地帯現象による偽低値が見られる。抗原が過剰だと複合体が小さくなり濁りが弱まって偽低値となります。地帯現象として正しい記述です。
- ⑸ 化学発光分析法より測定感度が低い。化学発光分析法の方が数桁高い感度をもちます。比濁法の感度が低いというのは正しい記述です。
解説
正解は⑶です。この問は誤っている記述を選ぶ形式です。免疫比濁法は抗原抗体複合体による濁りを透過光の減少としてとらえる方法で、測定できる濃度はおおむねmg/dLからμg/mL程度にとどまります。サイトカインはpg/mL単位のごく微量なので、この方法では測定できず、化学発光免疫測定法などの高感度な方法を用います。透過光の測定、ランベルト・ベールの法則、地帯現象による偽低値、化学発光分析法より感度が低いという記述はいずれも正しい内容です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成