抗体で正しいのはどれか。
抗体で正しいのはどれか。
- ⑴ IgA は分子量が最も大きい。分子量が最も大きいのは5量体をとるIgMです。IgAは血中では単量体、分泌液中では2量体として存在します。
- ⑵ IgG には2 つのサブクラスがある。IgGのサブクラスはIgG1からIgG4までの4種類です。2つとする記述は誤りです。
- ⑶ 補体の結合部位はFab 部分にある。補体が結合するのはFc部分です。Fab部分は抗原と結合する側なので、部位が入れ替わっています。
- ⑷ H 鎖には5 種類のアイソタイプがある。H鎖にはμ、γ、α、δ、εの5種類があり、それぞれIgM、IgG、IgA、IgD、IgEに対応します。正しい記述です。
- ⑸ 2 本のH 鎖と1 本のL 鎖で形成される。基本構造は2本のH鎖と2本のL鎖からなります。L鎖が1本という記述は誤りです。
解説
正解は⑷です。抗体のH鎖にはμ、γ、α、δ、εの5種類のアイソタイプがあり、それぞれIgM、IgG、IgA、IgD、IgEに対応します。基本構造は2本のH鎖と2本のL鎖がジスルフィド結合で結ばれたY字型で、抗原と結合するのはFab部分、補体や細胞のレセプターと結合するのはFc部分です。分子量が最も大きいのは5量体をとるIgMであり、IgGのサブクラスは4種類あります。ほかの記述はこれらの点で誤りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成