血小板数をBrecher-Cronkite 法にて目視した。用いた計算板(Bur…
血小板数をBrecher-Cronkite 法にて目視した。用いた計算板(Burker-Turk)の区画(別冊No. 14)を別に示す。100 倍に希釈した血液を用いた図中オレンジ色枠内の任意の5 つの中区画のカウントは(14,16,13,12,15)であった。血液1 μL 中の血小板数で正しいのはどれか。
- ⑴ 3,500区画の体積で割るところまでは合っていますが、希釈倍率100を掛け忘れた値です。希釈液中の濃度にとどまっています。
- ⑵ 7,000計数値70に希釈倍率100を掛けただけの値で、区画の体積による換算をしていません。
- ⑶ 70,000体積の換算を10倍分だけ誤った場合に得られる値です。中区画の1辺が0.2mm、深さが0.1mmであることを確認してください。
- ⑷ 350,000計数値70を5区画の体積0.02μLで割って3,500個とし、希釈倍率100を掛けて350,000個と求まります。基準範囲にも収まる値です。
- ⑸ 700,000区画数や希釈倍率を二重に掛けた場合に生じる値です。計算の各段階を1回ずつ適用すると350,000個になります。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。5つの中区画の合計は14+16+13+12+15で70個になります。ビュルケル・チュルク計算板の中区画は1辺0.2mm、深さ0.1mmなので体積は0.004μLで、5区画では0.02μLです。したがって希釈した液1μL中には70÷0.02=3,500個が含まれ、これに希釈倍率100を掛けると血液1μL中の血小板数は350,000個と求められます。区画の体積と希釈倍率のどちらも掛け忘れないことが計算の要点です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成