血中半減期が最も短いのはどれか。
血中半減期が最も短いのはどれか。
- ⑴ プロトロンビン半減期は約60〜70時間と長く、ビタミンK依存性因子のなかでは最も遅れて低下します。最短ではありません。
- ⑵ 第Ⅴ因子半減期は約12〜36時間です。ビタミンKに依存せず、新鮮凍結血漿の保存中に活性が落ちやすい因子として知られます。
- ⑶ 第Ⅶ因子半減期は4〜6時間ときわめて短く、肝障害やワルファリン投与で最初に低下します。プロトロンビン時間が先に延長する理由です。
- ⑷ 第Ⅸ因子半減期は約24時間です。血友病Bで欠乏する因子ですが、第Ⅶ因子より長く保たれます。
- ⑸ 第Ⅹ因子半減期は約40時間です。外因系と内因系が合流した先で働く因子で、最短ではありません。
解説
正解は⑶です。凝固因子のうち第Ⅶ因子の半減期は4〜6時間ときわめて短く、ビタミンK依存性因子のなかでも最初に低下します。そのため肝障害やワルファリン投与の初期にはプロトロンビン時間が先に延長し、外因系を反映するこの検査が鋭敏な指標となります。ほかの因子の半減期は、プロトロンビンが約60〜70時間、第Ⅴ因子が約12〜36時間、第Ⅸ因子が約24時間、第Ⅹ因子が約40時間で、いずれも第Ⅶ因子より長くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成