巨核球で誤っているのはどれか。
巨核球で誤っているのはどれか。
- ⑴ 正常成熟巨核球は多倍体となる。細胞分裂を伴わずDNA複製を繰り返し、16倍体や32倍体になります。正しい記述なので、この問の答えにはなりません。
- ⑵ 巨核球の平均直径は200 μm である。巨核球の直径は30〜100μm程度で、平均はおおよそ50μmです。200μmという記述は大きすぎるため誤りで、これが正解です。
- ⑶ トロンボポエチンは巨核球を分化成熟させる。トロンボポエチンは主に肝臓で作られ、巨核球の増殖と成熟を促します。正しい記述です。
- ⑷ 1 つの巨核球は2,000 個程度の血小板を産生する。1個の巨核球から2,000〜3,000個の血小板が産生されます。記述として正しく、誤りではありません。
- ⑸ 巨核球は血小板糖蛋白質〈GP〉Ⅱb/Ⅲa を発現する。巨核球は血小板と同じ糖蛋白質を発現し、これが系統の確認に用いられます。正しい記述です。
解説
正解は⑵です。この問は誤っている記述を選ぶ形式です。巨核球は骨髄の中で最も大きな細胞ですが、その直径は30〜100μm程度、平均するとおおよそ50μmであり、200μmという記述は大きすぎるため誤りになります。残りの記述は、核の分裂を伴わないDNA複製によって多倍体となること、トロンボポエチンが分化成熟を促すこと、1個の巨核球が2,000個程度の血小板を産生すること、血小板と同じ糖蛋白質を発現することとして、いずれも正しい内容です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成