Grocott 染色に用いるのはどれか。2 つ選べ。
Grocott 染色に用いるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ クロム酸細胞壁の多糖類を酸化してアルデヒドを生じさせる酸化剤です。この処理があってはじめて銀が還元されて沈着します。
- ⑵ シュウ酸グロコット染色の工程には含まれません。酸化後の余分な酸化剤を除くには亜硫酸水素ナトリウムを用います。
- ⑶ 過ヨウ素酸多糖類を酸化する試薬ではありますが、これを用いるのはPAS反応です。グロコット染色ではクロム酸を使います。
- ⑷ アンモニア銀神経線維や細網線維の鍍銀染色で用いる銀液です。グロコット染色で用いる銀液はメセナミン銀です。
- ⑸ メセナミン銀アルデヒドによって還元されて菌体に黒褐色の銀を沈着させる銀液です。グロコット染色の主役となる試薬です。
解説
正解は⑴と⑸です。グロコット染色は真菌やニューモシスチスの細胞壁の多糖類を検出する染色法で、まずクロム酸で細胞壁の多糖類を酸化してアルデヒドを生じさせ、次にメセナミン銀液で還元的に銀を沈着させて菌体を黒褐色に描き出します。仕上げに塩化金で色調を整え、チオ硫酸ナトリウムで未反応の銀を除き、ライトグリーンで対比染色します。過ヨウ素酸はPAS反応、アンモニア銀は神経線維などの鍍銀染色で用いる試薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成