完成した染色標本とパラフィンブロックの照合で確認できるのはどれか。
完成した染色標本とパラフィンブロックの照合で確認できるのはどれか。
- ⑴ 切片の厚さ厚さは鏡検時の核の重なりや染色の濃さから判断します。ブロックの切削面と比べても分かりません。
- ⑵ 染色の状態染色の濃淡や色調は標本を顕微鏡や肉眼で観察して評価します。ブロックとの照合とは別の確認項目です。
- ⑶ 切片の取り違えブロック切削面の組織の輪郭や大きさが標本の組織像と一致するかを見ることで、別の患者の切片が載る取り違えを発見できます。
- ⑷ 切片の折れ曲がり折れ曲がりは標本を肉眼や弱拡大で見れば分かる不備です。ブロックと照合する必要はありません。
- ⑸ 脱パラフィン不足脱パラフィン不足は染色されない部分やむらとして標本上に現れます。ブロックとの照合では判断できません。
解説
正解は⑶です。完成した染色標本とパラフィンブロックを並べ、ブロックの切削面に現れた組織の輪郭や大きさ、割の入れ方が標本の組織像と一致するかを確かめる作業です。ここで形が合わなければ、別の患者の切片が載っている取り違えを見つけられます。切片の厚さや折れ曲がり、染色の状態、脱パラフィンの不足は、いずれも標本そのものを鏡検して確認する項目であり、ブロックと照合しても判断できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成