短期の栄養指標として用いられる血漿蛋白はどれか。2 つ選べ。
短期の栄養指標として用いられる血漿蛋白はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ アルブミン半減期が約3週間と長いため、長期の栄養状態を表します。短期の変化をとらえる指標としては反応が遅すぎます。
- ⑵ ハプトグロビン炎症で増加する急性相反応蛋白で、溶血では低下します。栄養状態の指標としては用いません。
- ⑶ セルロプラスミン銅を運搬する蛋白で、炎症で増加する急性相反応蛋白でもあります。短期の栄養指標には該当しません。
- ⑷ トランスフェリン半減期が約7〜10日と比較的短く、鉄欠乏の影響を受ける点に注意すれば短期の栄養指標として使えます。
- ⑸ レチノール結合蛋白半減期が約12時間と最も短く、栄養状態の変化を最も鋭敏に反映します。代表的なラピッドターンオーバープロテインです。
解説
正解は⑷と⑸です。栄養状態を短期間で反映する血漿蛋白は、半減期が短いものが選ばれ、まとめてラピッドターンオーバープロテインと呼ばれます。トランスフェリンは半減期が約7〜10日、レチノール結合蛋白は約12時間と短く、栄養の改善や悪化を早くとらえられます。アルブミンは半減期が約3週間で長期の指標です。ハプトグロビンとセルロプラスミンは炎症で変動する急性相反応蛋白であり、栄養評価の指標としては用いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成