経口ブドウ糖負荷試験で正しいのはどれか。
経口ブドウ糖負荷試験で正しいのはどれか。
- ⑴ 検体は血清を用いる。血糖測定では解糖阻止剤入りの採血管を用い、血漿で測定します。血清では放置中に解糖が進み、血糖値が低く出てしまいます。
- ⑵ 妊娠糖尿病の診断に用いられる。妊娠中の耐糖能異常を見つけるために行われ、負荷後の血糖値で妊娠糖尿病を診断します。適応として正しい記述です。
- ⑶ 試験2 時間前まで飲食が可能である。前夜から10時間以上の絶食が必要です。2時間前まで飲食すると空腹時血糖が正しく測れず、判定できません。
- ⑷ 糖尿病と診断された患者に実施する。すでに糖尿病と診断された患者に行うと著しい高血糖を招くため、原則として実施しません。適応は診断が確定していない場合です。
- ⑸ 病型診断に負荷後1 時間値が用いられる。判定に用いるのは空腹時値と負荷後2時間値です。1時間値は参考にはなりますが、判定基準そのものではありません。
解説
正解は⑵です。経口ブドウ糖負荷試験は、妊娠糖尿病の診断に用いられる重要な検査で、負荷後の血糖値が基準を超えるかどうかで判定します。検体は解糖を止める薬剤の入った採血管で採り、血漿で測定します。10時間以上の絶食が必要で、すでに糖尿病と診断されている患者には高血糖を招く危険があるため行いません。判定に用いるのは負荷後2時間値であり、1時間値は補助的な情報にとどまります。実施条件を正確に押さえてください。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成