血清アルブミンで正しいのはどれか。
血清アルブミンで正しいのはどれか。
- ⑴ 劇症肝炎で上昇する。肝臓での合成能が著しく落ちるため低下します。上昇するという記述は方向が逆です。
- ⑵ 半減期は約7 日である。半減期は約17〜23日、およそ3週間です。約7日と短く見積もると、栄養状態の評価を誤ります。
- ⑶ 座位よりも臥位での採血で低い。臥位では血漿量が増えて血液が希釈されるため、座位より低い値になります。体位の影響を受ける点は正しい記述です。
- ⑷ 総カルシウム濃度と負の相関がある。カルシウムの約40%はアルブミンと結合しているため、両者は正の相関を示します。負の相関とする記述は誤りです。
- ⑸ 健常人では1 日1 g 程度が尿中に排出される。健常者の尿中アルブミンは1日30mg未満です。1gもの排出は明らかな腎障害を示す量です。
解説
正解は⑶です。臥位では下肢などから血液が体幹へ戻って血漿量が増え、血液が希釈されるため、座位や立位で採血した場合よりアルブミンなどの蛋白は低い値になります。体位による差は数%程度ですが、経過を比べるときには採血時の体位をそろえることが大切です。ほかの選択肢は、劇症肝炎では合成が落ちて低下し、半減期は約3週間、総カルシウムとは正の相関を示し、健常者の尿中アルブミンは1日30mg未満であるため、いずれも誤りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成