血漿カルシウムで正しいのはどれか。2 つ選べ。
血漿カルシウムで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ イオン型は電極法で測定する。イオン型カルシウムはイオン選択電極を用いた電極法で測定します。全血のまま短時間で測れる点も特徴です。
- ⑵ アルカレミアではイオン型が上昇する。アルカレミアではアルブミンの負電荷が増えて結合が強まるため、イオン型は低下します。上昇するのはアシデミアのときです。
- ⑶ 生理活性として作用するのはイオン型である。神経や筋の興奮、凝固、ホルモン分泌などに働くのはイオン型です。このため症状と対応するのはイオン型の濃度です。
- ⑷ 総カルシウム量の30%がイオン型として存在する。イオン型は総カルシウムの約50%を占めます。約40%が蛋白結合型、約10%が複合体で、30%という値は当てはまりません。
- ⑸ 蛋白結合型の多くはα1-グロブリンと結合している。蛋白結合型の大部分はアルブミンと結合しています。α1-グロブリンではないため、この記述は誤りです。
解説
正解は⑴と⑶です。血漿カルシウムは、イオン型が約50%、アルブミンなどと結合した蛋白結合型が約40%、重炭酸やクエン酸との複合体が約10%を占めます。このうち生理活性をもつのはイオン型で、専用の電極を用いたイオン選択電極法で測定します。アルカレミアではアルブミンとの結合が強まってイオン型は低下し、蛋白結合型の相手は主にアルブミンです。イオン型の割合も約30%ではないため、残りの3つは誤りになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成