血清量0.05 mL、試薬量3.1 mL、光路長1.0 cm の条件でLD 活性…
血清量0.05 mL、試薬量3.1 mL、光路長1.0 cm の条件でLD 活性を測定したところ、1 分間当たりの吸光度変化量が0.020 であった。NADH のモル吸光係数を6.3 × 10³L・mol⁻¹・cm⁻¹とすると、活性値(U/L)はどれか。
- ⑴ 20希釈倍率63倍を掛け忘れるなど、途中の計算が抜けたときに出てくる値です。全量と検体量の比を必ず反映させてください。
- ⑵ 50光路長やモル吸光係数の桁を取り違えると現れる値です。単位をそろえて計算すると200U/Lになります。
- ⑶ 100希釈倍率を約30倍として計算した場合の値です。全量は血清と試薬を合わせた3.15mLである点に注意します。
- ⑷ 200吸光度変化量をモル吸光係数と光路長で割り、全量と血清量の比63倍を掛けてμmol単位に換算すると200U/Lとなります。
- ⑸ 500モル吸光係数の桁を1桁小さく扱った場合などに得られる値です。6.3×10³という指数を正確に用いる必要があります。
解説
正解は⑷です。まず1分間の吸光度変化量0.020をモル吸光係数6.3×10³L・mol⁻¹・cm⁻¹と光路長1.0cmで割ると、反応液中の濃度変化は毎分約3.17×10⁻⁶mol/Lと求まります。次に反応液全量3.15mLを血清量0.05mLで割った63倍を掛けると、血清中では毎分2.0×10⁻⁴mol/L、すなわち200μmol/L/分となります。1Uは1分間に1μmolを変化させる活性なので、活性値は200U/Lです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-07.html)を加工して作成